シラミと聞くと不潔に聞こえ、自分は大丈夫と想うかもしれません。
あなたが知らないと子供が感染したときに困ってしまいます。
もしあなたの子供がなってしまったらこんな事思いませんか?
増えてしまったらどうしよう、人にうつったらどうしよう、もしかしたら変なあだ名を付けられるんじゃないか、不潔というレッテルを貼られるんじゃないかと、自分の子供がなる事で色々な不安がよぎります。
それに聞くところによると季節関係なく流行っていたり、修まったかと思いきやまた2ヶ月後に流行ってしまったりするようです。
多分この記事を読んでいる途中から頭が痒くなると思います、書いていて頭を掻くのがやめられないシラトリです。。。
今日から安心して下さい、正しい知識と駆除方法をお教え致します。
シラミは不潔だからなるのではない。
子供たちの間で集団発生するのはアタマジラミです。アタマジラミは、頭髪に寄生し、頭皮から吸血してかゆみや湿疹などを起こします。また、頭髪に点々と卵を固着させて産み付けるので比較的容易に発見できます。卵のぬけがらはフケと見まちがいやすいものですが、毛にこびりついて取りにくいので判別できます。
衛生状態の良い先進国の欧米でも発生していますし、日本でも大量発生している事も多くあるそうで、子供だけでなく大人でもなり得る事なんです。
不潔だからっていきなりシラミが湧くという事実はないんです。
シラミの実害
直接的には寄生部分の吸血にともなう「激しいかゆみ」と掻きすぎによる二次的な皮膚炎症などです。
この動画は見ない方がいいと思いますが、こういう事になる前に見て損はないと思います。
ではどのように感染するのか
シラミは直接毛と毛が接触してこすれあった時にうつります。アタマジラミは幼児や小学校低学年児童が頭をくっつけあって遊ぶことが多いので感染率が高くなっています。
プールや銭湯でうつると考えるかたがありますが、これは水や湯にシラミが浮いていてうつるのではなく、脱衣かごを共用したり、バスタオルを他の人と使いまわしたり、ヘアブラシ等の共同使用によってうつるケースが考えられます。
どこからか飛んできて(ジャンプ的な)くっついて卵を生んでいくそうです。洗いにくい洗い残しの多い場所、耳の裏等にくっついているようです。一概には言えませんが、お子さんが一人で入るようになってシャンプーが適当になっていた時に繁殖しやすいそうです。
なぜなら大人よりも子供の方が皮膚が柔らかいから。
保育園や小学校など子供が集団で生活するエリアで多く発生している事に頷けますね。
大事なのは駆除と正しい向き合い方。
シラミの見つけ方
アタマジラミは動きが早いため、成虫を見つけるのは困難なので、卵を見つけます。フケと見間違えやすいですが、指でつまんで引っ張っても、セメントのようなもので髪の毛にしっかりと固着しているのでなかなか取れません。色は乳白色で長卵円形で光沢があります。
もしシラミらしきものを見かけたら
発見したら、専用のクシを使用する前に、普通のブラシで髪のほつれをとって、クシ通りをよくしてください。専用クシは目が狭いので、髪の毛を引っ張ってしまい、子供が嫌がる場合があります。ヘアオイルやベビーオイルなどを使用するのも効果的です。
卵が少ないうちに専用のクシで取り除き、シラミ用の駆除シャンプーを使用してください。
枕カバーやシーツなどを取替え、55℃以上のお湯に5分間以上浸けてから洗濯してください。
感染してしまった場合でも、アタマジラミは薬剤に弱く、確実に駆除できるため、あわてずに対応してください。
3つのプロセスと完全駆除まで
見つけた場合は拡大する前に、保育士さんや先生に報告相談が最優先です。
熱心に取り組んでいる保育園等では、子供が嫌がらない程度に男の子を坊主に女の子はショートにして駆除や処置しやすくするそうです。
僕もシラミが爆発的に繁殖するより処置しやすく継続できる方を選びますね。
1.シラミとりシャンプーを使う
シラミの駆除には、頭髪や陰毛でも使用可能な、シャンプータイプの駆除剤の使用が便利です。使いやすいですが、予防には使えないので、気をつけましょう。
シャンプーの効果的な使い方
毎日使用する必要はありません。
ただし、3日に一度、3~4回使用してください。
アタマジラミの成虫や幼虫は、1回の処理で殺虫できますが、シラミの卵は硬い殻に覆われているため、殺虫成分が効きません。
生き残った卵から孵化する幼虫を殺虫するために、2日おきに3~4回繰り返すことで、4回目の使用に当たる10日目には全てのシラミを駆除できます。
2.駆除しても卵が視認でき残っている場合
シャンプーを使用しても、卵がフケのように残っている場合があります。
これは、卵の抜け殻か、死んだ卵です。
卵はしっかりと毛にこびりついていて取れにくいので、専用のクシで丁寧に取ってください。
3.シラミが付着したモノへの対処法。
怠ってしまえば又流行してしまいますので、感染源を断つ為に必ずしておかなければならない事です。
下着、シーツ、枕カバーなどの対処
洗濯前に60℃以上のお湯に5分以上つければ、付着している幼虫・成虫・卵は死滅します。(衣類乾燥機の使用も効果があります)
洗濯できないものの対処
ポリ袋に入れて封をして2週間放置します。卵が孵化する期間も含めて、2週間で卵も虫も駆除することができます。
床に落ちたアタマジラミの対処
掃除機で吸い取ってください。血を吸えないと2~3日で餓死してしまいます。
駆除に関して覚えてしまえば簡単ですが、付着した物での対処がとても根気のいるものですね。
季節関係なく流行っていたり、修まったかと思いきやまた2ヶ月後に流行ってしまったりするようです。
対処を怠ってしまうと季節関係なく流行るという事も理解できました。
恥ずかしい事ではなく、必要なのは早期発見です。
子供がかゆみを訴えたらチェックしてみて下さい、見つかって恥ずかしいという古くさい考えはなくなりましたね。
予防としては1週間に一度くらいは親がチェックしてあげてもいいのではないでしょうか?
スキンシップ的なモノはいきなりだと照れますが、案外照れながらでも親も子もまんざらではないのではないでしょうか。幼いうちからチェックしておけば、それが習慣になり正しい知識を教える事にもなります。集団生活では完全駆除は難しいけど、個人の駆除は容易いのであなたの対処が鍵を握ります。
もし知らない人がいたら、あなたが正しい答えを教えて下さい。
この記事を書くにあたり、ご来店されたママさん達と保育士さん達にお話をお聞きしました。僕がお伺いした保育士さんはとても簡潔でわかりやすく説明をしていただきましたが、保育園や小学校で適切な対処を知らされておらず、かなり苦労されたママさんもいました。知識があっても経験があった方が一歩踏み込んだ答えを出していただけたので、聞く事ができて本当に良かったと思います。
他にも「シラミの感染経路と感染予防」と「誰にも聞けないシラミの話」を参考に書きました。