ノンシリコンについての相談、検索が多い3つのテーマをお答えします。
「ふわっと柔らかい髪にこだわるあなたへ」
1.シリコンは悪いもの? ← ココのページです
2.ノンシリコンにするとキシつかない?
3.シリコンを除去する方法は?
A.以前は髪に対して悪いものではありませんでしたが、最近使われているシリコンは悪いものが多いです。
今現在、私たち美容師が一番困ってるモノがシリコンでしょうね。ノンシリコンという言葉が当たり前のように使われ、なんだかわからないうちにキシキシする悪モノにされている現状です。
ノンシリコンとは「シリコンを使ってませんよ」って意味です。
ではシリコンとはどんなものなのでしょうか。
シリコンはトリートメントだけに入ってるわけではありません。柔軟剤、ハンドクリーム等の匂いのつくものには大体入っています。
ここでいうメリット・デメリットは、トリートメント内に入ったシリコンの事です。
メリット
髪の手触り、匂いを簡単に改善してくれます。
シャンプーだけでは少しキシつくなと思ったら、トリートメントをつけて洗い流すと指通りが良くなりますよね?シリコンは髪に浸透し傷んだ髪を表面(キューティクル)に網状に絡み付くので凹凸がなくなり指通りが良くなります。最近の柔軟剤は匂いが強いと感じますが、トリートメントもなかなかの香りをつけてくれますよね。
デメリット
匂いが臭いになる。
たまに香りが好きだからと洗い流し切らないという方がいらっしゃいましたが、髪や地肌の菌と混ざって臭いに変わってしまうのでしっかり流して下さい。頭皮から吸い込んで羊水まで匂いがすると言われていますので体にも悪いです。
薬剤の浸透を妨げる。
傷みとシリコンのイタチごっこになっていて、網状になったシリコンがまとわりつき、カラー剤やパーマ剤が浸透せず時間がかかって色が上手く出ない、パーマがかからない・すぐとれる(ダレる)状態です。市販のカラー剤を使ってる方でもいつもは染まるのに今日は染まらないなと思う人もいらっしゃるんじゃないかな。
昔無かったウネリを出す。
最近わかった事なんですが、「変なクセがついてしまった」「昔は髪がまっすぐだったのにうねりが出てきた」というのは、シリコンが影響している。シリコン除去ができるトリートメントを施すと何回かでシリコンが落ち、うねりがなくなりふわっとしたまっすぐになったという事が多くあります。
A.昔のシリコンはとても軽かったのですが、近年の髪のダメージや香り付けにより重たくなってしまいました。
感じませんか?
油汚れを落としてくれる優れた台所洗剤は、泡切れもよく「キュッキュ!」ってなりますよね。でもそこで違和感があるんです、汚れや泡を落とし切ってるのにコップやお皿には香りがついているんですよね。
企業努力には感心しますが、健康と美容には結びつかない方向に行っています。
次回はノンシリコンにするとどうなるか?です。